米Microsoftは5月12日(現地時間)、Edgeブラウザの新機能として、Microsoft Edge Secure Networkを発表した。大手CDNサービスのCloudflareと提携して提供されるVPNサービスで、月1GBまで無料で利用できる。Insider向けのCanaryチャネルにて、小規模なユーザーを対象にプレビュー版として提供が開始されている。MicrosoftはEdgeに組み込みのVPNサービス「Microsoft Edge Secure Network」を発表した
まずは小規模なユーザーを対象にプレビュー版として提供
既に連載の「Edgeブラウザの最新機能とIE11のサポート終了」で触れられているが、Microsoft Edge Secure Networkは、空港やレストラン、ホテルなどの公共Wi-Fiに接続する場合でも、通信を暗号化して安全に利用できるサービスだ。Microsoft Edge Secure Networkを利用するメリットとして、「接続の暗号化」「オンライン追跡の防止」「位置情報の非表示」が挙げられている。
主要ブラウザでは、OperaやMozillaが組み込みのVPNを提供している他、Googleもクラウドサービス「Google One」のオプションとしてVPNを一部地域で提供している。
Microsoft Edge Secure Networkは無料で利用できるが、データ量は毎月1GBまでに制限されている。少なくともプレビュー期間中は1GBを超えての利用はできないようだ。Edgeのシールドアイコンをクリックすると、利用したデータ量を確認できる
また、利用するためにMicrosoftアカウントにサインインする必要がある。最小限のサポートデータと毎月のデータ使用量を追跡するためとのことだ。サービスを提供するCloudflare側でも、不具合診断やサポートに必要なデータを集めるが、25時間ごとに完全に削除するとしている。